大将優とは?プロフィールを一覧で紹介
誕生日 | 7月1日 |
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身長・体重・最高到達点 | 178.1cm/66.5kg/325cm |
高校・学年 | 戸美学園高校/3年 |
ポジション | ウイングスパイカー |
声優 | 興津和幸 |
大将優(だいしょう すぐる)は、戸美(のへび)学園高校バレーボール部の主将を務める3年生のウィングスパイカーです。
その名の通り「蛇」のように執念深く、相手の弱点を徹底的に突いたり、審判や観客を味方につけるような言動で精神的に揺さぶったりと、狡猾でクレバーな戦術を得意とします。
一見すると嫌味なキャラクターですが、そのプレースタイルは勝利への異常なまでの執着心の表れであり、主将としてチームを勝利に導くための彼なりの方法論です。
コート外では、恋人である山架美夏(やまか みか)の前ではデレデレになるという、意外な一面も持っています。
この強烈なギャップが、彼の人間的な魅力を生み出しています。
音駒高校とは因縁のライバルであり、特に主将の黒尾鉄朗に対しては強い対抗心を燃やしています。
大将優の担当声優は興津和幸さん!経歴と主な出演作
大将優の声を担当しているのは、声優の興津和幸(おきつ かずゆき)さんです。
興津さんは、その落ち着いた中低音ボイスを活かし、クールなキャラクターから熱血漢、さらには大将のような一癖も二癖もある役柄まで、変幻自在に演じ分ける実力派として高い評価を得ています。
主な代表作に、『ジョジョの奇妙な冒険』のジョナサン・ジョースター役、『アイドリッシュセブン』の大神万理役、『フルーツバスケット』の草摩はとり役などがあります。
大将優役では、試合中に見せるねちっこく相手を煽るような口調と、恋人のミカちゃんに見せる甘い声色とのギャップを見事に表現。
その巧みな演じ分けによって、大将の持つ多面的なキャラクター性が際立ち、単なる悪役ではない、人間味あふれる魅力的な人物としてファンに認識されるようになりました。
執念と策略の”蛇”の戦い方
大将優と戸美学園の真骨頂は、春高バレー東京代表決定戦での音駒高校との試合(原作27巻・238話~)で存分に描かれます。
彼らは、ボールがラインを割るかどうかの際どいプレーでは必ずアピールし、相手のミスを誘うフェイントを多用するなど、技術だけでなく心理戦を巧みに仕掛けます。
特に大将は、音駒の主将である黒尾鉄朗を徹底的にマーク。
「お前を倒せば音駒は機能不全に陥る」と宣言し、執拗なブロックや挑発で黒尾の精神を削っていきます。
この試合は、正統派の音駒と、勝利のためなら手段を選ばない戸美という、対照的なチームのぶつかり合いとして描かれました。
最終的に試合には敗れますが、試合後に恋人の前で「カッコ悪くてもいい、勝って『俺スゲー』って言われたかった」と涙ながらに本音を吐露するシーン(原作28巻・247話)は、彼の人間臭さを示す名場面として多くの読者の心を打ちました。
大将優の主な人間関係
大将優の人間関係において、最も重要な存在は恋人の山架美夏(ミカちゃん)です。
彼女は、大将の最大の理解者であり、彼のモチベーションの源泉です。
試合中、大将が「ミカの応援が一番力出る」と語るように、彼女の存在が彼の精神的な支えとなっています。
試合に敗れた後、大将が唯一弱さを見せられるのも彼女の前だけです。
この二人の関係は、彼のキャラクターに深みとギャップを与えています。
また、音駒高校、特に主将の黒尾鉄朗とは、長年にわたる因縁のライバル関係です。
互いのプレースタイルを熟知し、試合では激しい火花を散らしますが、そこには奇妙な信頼関係のようなものも垣間見えます。
戸美学園のチームメイトたちは、そんな大将の勝利への執念を理解し、彼を主将として信頼しています。
彼の指示のもと、チーム一丸となって”蛇”の戦いを遂行する結束力は本物です。
大将優の心に響く名言3選
「正義の味方が勝つとは限らないんだよ」
まとめ:大将優は執念深さと人間臭いギャップが魅力の戸美の”蛇”
大将優は、勝利のためなら手段を選ばない狡猾さと、”蛇”のような執念深さを持つ、戸美学園の策略家キャプテンです。
相手を煽り、心理戦を仕掛けるプレースタイルは、一見すると好感が持てないかもしれません。
しかし、それは全てチームを勝利に導くという純粋な目的のためであり、彼の主将としての責任感の表れです。
そして、その執念深いプレーヤーという仮面の裏には、恋人の前でだけ見せる甘い素顔や、敗北に涙する人間臭さがあります。
この強烈なギャップこそが、大将優というキャラクターの最大の魅力であり、多くのファンを惹きつける理由でしょう。
単なるヒール役では終わらない、深みと愛嬌を兼ね備えた、忘れられないキャラクターの一人です。