縁下力の性格と人間関係を解説！声優や心に響く名言も紹介

縁下力は、烏野高校バレーボール部に所属する2年生のウイングスパイカーです。

かつて烏養元監督の厳しい練習に耐えきれず、一度部活から逃げ出してしまった過去を持ちます。

しかし、バレーへの想いを断ち切れず復帰し、今ではチームに不可欠な存在となりました。

真面目で観察眼に優れており、個性豊かな部員たちをまとめる統率力から、澤村大地の後を継ぐ次期主将と目されています。

派手さはないですが、堅実なプレーでチームを支える「縁の下の力持ち」です。

縁下力の声を担当しているのは、声優の増田俊樹さんです。

主な代表作に、『アイドリッシュセブン』の和泉一織役、『僕のヒーローアカデミア』の切島鋭児郎役、『刀剣乱舞』の加州清光役など、数多くの人気キャラクターを演じています。

増田さんは、縁下の持つ穏やかで優しい雰囲気と、いざという時に発揮されるキャプテンシーや内に秘めた芯の強さを、その確かな演技力で表現しています。

縁下のターニングポイントは、春高予選の和久谷南戦（原作14巻）です。

試合中に主将の澤村が負傷退場するという緊急事態に、キャプテン代理としてコートに立ちました。

かつて練習から逃げ出した後悔と、チームを率いるプレッシャーに苛まれながらも、彼は見事にその大役を果たします。

的確な指示と、自らのプレーでチームを鼓舞し、勝利に導いたその姿は、彼が次期主将として覚醒した瞬間でした。

縁下は、同じく一度部活を離れた経験を持つ木下久志、成田一仁と特に仲が良く、彼ら2年生組のまとめ役です。

また、チーム一の問題児である田中龍之介と西谷夕を唯一コントロールできる人物でもあります。

彼らの奇行を笑顔でいなし、時には厳しく叱ることで、チームの規律を保っています。

この卓越した人心掌握術と面倒見の良さが、彼が次期主将と目される所以です。

縁下力は、一度の挫折と後悔を乗り越え、精神的に大きく成長を遂げたキャラクターです。

スター選手のような華やかさはありませんが、その堅実なプレーと、誰よりも仲間を思いやる心、そして卓越した統率力で、個性派軍団・烏野を支えています。

彼の存在は、チームにとってまさに「縁の下の力持ち」であり、澤村から主将の座を受け継ぐにふさわしい、頼れる次世代のリーダーです。