二口堅治の性格と人間関係を解説!声優や心に響く名言も紹介

二口堅治とは?プロフィールを一覧で紹介

誕生日 8月10日
身長・体重・最高到達点 184.2cm/71.5kg/325cm
高校・学年 伊達工業高校/2年
ポジション ウイングスパイカー
声優 中澤まさとも

二口堅治(ふたくち けんじ)は、宮城県の強豪・伊達工業高校バレーボール部に所属するウィングスパイカーです。

初登場時は2年生で、引退した3年生に代わって新主将に就任しました。

一見すると軽薄で、先輩や監督に対しても皮肉を言ったり挑発的な態度を取ったりすることが多いですが、その内面にはチームの勝利に対する熱い情熱と、主将としての強い責任感を秘めています。

特に、伊達工の代名詞である「鉄壁」のブロックには並々ならぬプライドを持っており、チームメイトである青根高伸とは阿吽の呼吸で相手のスパイクを阻みます。

先輩たちへの尊敬の念や、不器用ながらもチームをまとめようと奮闘する姿など、彼の持つギャップが大きな魅力となっています。

物語が進むにつれて、単なる皮肉屋な後輩から、チームを背負って立つ頼もしい主将へと成長していく過程は、多くのファンの心を掴みました。

二口堅治の担当声優は中澤まさともさん!経歴と主な出演作

二口堅治の声を担当しているのは、声優の中澤まさとも(なかざわ まさとも)さんです。

中澤さんは、その多彩な声色と表現力の高さで知られ、アニメだけでなくゲームやドラマCDなど幅広い分野で活躍しています。

代表作には、アニメ『ギヴン』の中山春樹役、『あんさんぶるスターズ!』の風早巽役、『DRAMAtical Murder』のクリア役などがあります。

二口堅治役では、彼の特徴である挑発的で少し生意気なトーンと、試合中に見せる真剣で熱い感情の機微を見事に表現しています。

特に、先輩である茂庭や鎌崎をからかう際の軽妙なやり取りや、春高予選で青葉城西に敗れた際の悔しさを滲ませる演技は、キャラクターの多面的な魅力を引き出しており、ファンからも高い評価を得ています。

中澤さんの演技によって、二口の人間的な深みと成長がより一層際立っています。

二口堅治の葛藤と主将としての成長

二口堅治の魅力は、単なる実力者というだけでなく、主将として成長していく姿にあります。

当初は3年生が引退したことへの不満を漏らし、主将の重圧から逃れたいような態度を見せていました。

しかし、春の高校バレー宮城県予選、青葉城西との試合(原作18巻・156話)では、その意識が大きく変化します。

セッターの黄金川が未熟なトスを上げる中、二口は文句を言いつつも懸命に打ちこなし、チームを鼓舞します。

試合中、彼は「(引退した)あの人達に『今年の伊達工も強い』って言わせたい」という強い想いを胸に、主将としての責任を全うしようと奮闘。

試合には敗れましたが、彼の精神的な成長はチームに新たな結束を生み出しました。

この試合を通して、彼は先輩から後輩へと受け継がれる「伊達の鉄壁」という伝統の重みと誇りを背負う、真の主将へと変貌を遂げたのです。

二口堅治の主な人間関係

二口堅治の人間関係で最も重要なのは、同じ伊達工業のチームメイトたちです。

特に、鉄壁のブロックを共に築くミドルブロッカーの青根高伸とは、多くを語らずともプレーで通じ合う強固な信頼関係で結ばれています。

二口の挑発的な指示にも青根は冷静に対応し、二人のコンビネーションはチームの要となっています。

また、引退した3年生の先輩、特に前主将の茂庭要とは、軽口を叩き合いながらも深い尊敬の念で繋がっていました。

茂庭の温厚なリーダーシップを間近で見ていたからこそ、新主将としての自分の在り方に悩むことになります。

そして、新しく入ってきた大型セッターの黄金川貫至に対しては、その不器用さに苛立ちを見せつつも、彼の成長を促すために厳しい言葉を投げかけるなど、先輩としての面倒見の良さも発揮します。

これらの関係性が、彼のキャラクターに深みを与えています。

二口堅治の心に響く名言3選

「サーブで狙われるってのは、お前がそれだけ厄介って事だ」

第13巻

まとめ:二口堅治は挑発の裏に熱い闘志と責任感を秘めた次世代の鉄壁主将

二口堅治は、軽薄な皮肉屋という第一印象を覆す、熱い闘志と強い責任感を内に秘めたキャラクターです。

伊達工業の「鉄壁」を背負う主将として、チームを勝利に導くために奮闘します。

当初は主将の役割に戸惑いを見せながらも、先輩たちへの尊敬の念と、チームを思う気持ちから、次第に頼もしいリーダーへと成長していく姿が彼の最大の魅力です。

相棒の青根との鉄壁コンビや、後輩の黄金川を導く姿など、チーム内での関係性を通して彼の人間的な深みが描かれています。

挑発的な言動の裏にあるバレーへの真摯な情熱と、不器用ながらもチームをまとめ上げるリーダーシップは、多くの読者に感動を与えました。

まさに、伝統を受け継ぎ未来を担う、伊達工業に不可欠な存在と言えるでしょう。

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