京谷賢太郎とは?プロフィールを一覧で紹介
誕生日 | 12月7日 |
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身長・体重・最高到達点 | 178.8cm/70.8kg/328cm |
高校・学年 | 青葉城西高校/2年 |
ポジション | ウイングスパイカー |
声優 | 武内駿輔 |
京谷賢太郎(きょうた니 けんたろう)は、青葉城西高校バレーボール部に所属する2年生のウィングスパイカーです。
その予測不能で攻撃的なプレースタイルと、周囲との協調を拒む一匹狼な性格から、及川徹によって「狂犬ちゃん」というあだ名をつけられています。
非常に高い身体能力とパワーを持ち、特に助走距離が取れない状況からでも繰り出される強烈なスパイクは、相手チームにとって大きな脅威となります。
しかし、その荒々しい気性ゆえにチームから孤立しがちで、一時は部を離れていた時期もありました。
物語の途中でチームに復帰し、先輩である岩泉一や及川徹との関わりの中で、徐々にチームプレーヤーとして覚醒していきます。
彼の抱える危うさと、内に秘めた純粋な強さへの渇望が、キャラクターの大きな魅力となっています。
京谷賢太郎の担当声優は武内駿輔さん!経歴と主な出演作
京谷賢太郎の声を担当しているのは、声優の武内駿輔(たけうち しゅんすけ)さんです。
武内さんは、10代でデビューし、その若さからは想像もつかないような低く落ち着いた声質で一躍注目を集めました。
代表作には、『アイドルマスター シンデレラガールズ』のプロデューサー役、『KING OF PRISM』シリーズの大和アレクサンダー役、『A3!』の兵頭十座役など、数多くの人気キャラクターがあります。
京谷賢太郎役では、彼の代名詞である「狂犬」の名の通り、荒々しく攻撃的な側面を迫力ある低音ボイスで表現。
同時に、不器用ながらもバレーボールに真摯に向き合う純粋さや、チームに馴染めずにいる葛藤といった繊細な感情も見事に演じきっています。
武内さんの演技が、京谷の持つ危険な魅力と人間的な深みを一層引き立てています。
狂犬がチームの一員になるまで
京谷賢太郎の物語は、彼が「狂犬」から真のチームの一員へと変わっていく過程に集約されます。
部に戻ってきてもなお、協調性のないプレーでチームの輪を乱していた京谷。
その転機となったのが、春高予選の伊達工業戦です(原作17巻・146話)。
試合中、自己中心的なプレーを続ける京谷に対し、ついに先輩の岩泉一が「てめえがチームに馴染む気無えなら殴り合いでも何でもやってやる」と一喝。
そして「お前の100%がチームの100%になるようにやれ」と、彼の力をチームのために使うよう諭します。
この言葉で目が覚めた京谷は、初めてチームプレーを意識し、持ち前のパワーを青葉城西の組織力に組み込むことに成功します。
このエピソードは、彼が個の力だけでなく、チームで戦うことの意味を理解した重要な瞬間であり、青葉城西がさらに一段階強くなるきっかけとなりました。
京谷賢太郎の主な人間関係
京谷賢太郎の人間関係において、最も重要な存在が先輩の岩泉一と及川徹です。
特に岩泉は、京谷の唯一無二の「手綱を握れる」人物。
その男気とストレートな物言いで、孤立しがちな京谷をチームに繋ぎ止め、彼の力を正しい方向へと導きました。
京谷も岩泉には頭が上がらず、彼の実力を素直に認めています。
一方、主将の及川徹は、京谷の能力を高く評価し、その危険なパワーをチームの戦術に組み込もうと画策します。
「狂犬ちゃん」と呼びながらも、彼の使い方を冷静に分析し、最大限に活かすことができるのは及川のセッターとしての非凡な才能の証です。
また、同級生の矢巾秀とは、当初そのプレースタイルを巡って激しく衝突しますが、後に矢巾が京谷を認め、彼を活かすトスを上げるなど、徐々に関係性が変化していきます。
京谷賢太郎の心に響く名言3選
「俺はスパイカーだ!道を開けろ!」
「俺は、お前を倒すためにここに来た。」
まとめ:京谷賢太郎は荒々しさと純粋な強さを併せ持つ青葉城西の最終兵器
京谷賢太郎は、その「狂犬」という異名が示す通り、荒々しく予測不能なプレーで敵味方を翻弄する危険なプレイヤーです。
しかし、その攻撃性の根底には、誰よりも強くなりたいという純粋な渇望があります。
当初はチームから孤立していましたが、岩泉一という絶対的な先輩の導きと、及川徹の巧みな操縦によって、その有り余るエネルギーをチームのために使うことを学びます。
彼の加入は、すでに完成されていた強豪・青葉城西に、さらなる爆発力と戦術の幅をもたらしました。
不器用で言葉足らずながらも、バレーボールへの情熱は本物であり、チームの一員として成長していく姿は多くの読者の胸を打ちました。
まさに、青葉城西が頂点を目指すために投入された、最終兵器と呼ぶにふさわしい存在です。