及川徹の性格と人間関係を解説!声優や心に響く名言も紹介

及川徹とは?プロフィールを一覧で紹介

誕生日 7月20日
身長・体重・最高到達点 184.3cm/72.2kg/335cm
高校・学年 青葉城西高校/3年
ポジション セッター
声優 浪川大輔

及川徹(おいかわ とおる)は、青葉城西高校バレーボール部の主将であり、「県内最強」と謳われるセッターです。

その端正なルックスと、普段の軽薄で自信家な振る舞いから、多くの女性ファンを持つ人気者。

しかしコートに立てば、相手チームの弱点を的確に見抜く鋭い観察眼と、チームメイト一人ひとりの能力を100%以上引き出す超絶的なトスワークでゲームを支配する、まさに「大王様」です。

彼のセッターとしての信条は「叩くなら折れるまで」。

その執拗なサーブとクレバーな戦術で、何度も烏野高校の前に立ちはだかりました。

天才・影山飛雄への対抗心や、全国の舞台への強い渇望など、その華やかな見た目の裏には、誰よりも泥臭い努力と、バレーボールへの純粋で熱い情熱を秘めています。

その人間臭さこそが、及川徹というキャラクターの最大の魅力です。

及川徹の担当声優は浪川大輔さん!経歴と主な出演作

及川徹の声を担当しているのは、人気・実力ともにトップクラスの声優、浪川大輔(なみかわ だいすけ)さんです。

子役時代から活動しており、アニメ、吹き替え、ナレーション、さらには歌手活動まで、非常に幅広い分野で活躍しています。

代表作は『ルパン三世』の石川五ェ門役、『HUNTER×HUNTER(第2作)』のヒソカ=モロウ役、『君に届け』の風早翔太役など、枚挙にいとまがありません。

及川徹役では、普段の軽やかでチャラい「及川さん」と、試合中に見せる真剣で威圧的な「大王様」の二面性を見事に演じ分けています。

特に、影山への対抗心を燃やすシリアスなシーンや、岩泉との絶妙な掛け合い、そしてファンを魅了する甘い声など、その表現力の幅広さは圧巻です。

浪川さんの演技なくして、及川徹のカリスマ性と人間的魅力は語れないでしょう。

大王様・及川徹の非凡な才能と苦悩

及川徹は天才ではありません。

彼の非凡なセッターとしての能力は、弛まぬ努力によって磨き上げられたものです。

その原動力となっているのが、中学時代から続く後輩・影山飛雄への強烈な対抗心です。

自分を脅かす天才の存在に焦り、一時は道を見失いかけますが、相棒・岩泉の「6人で強い方が強い」という言葉で、チームを勝利させるセッターになることを決意します(原作8巻・66話)。

彼の真骨頂は、春高予選の烏野戦(原作17巻・148話)で見せた、40m近い超ロングセットアップです。

チームメイトを信じ、自分の持てる技術の全てを注ぎ込んだこの一本は、彼のセッターとしての集大成であり、多くの読者の胸を打ちました。

試合に敗れ、牛島に「お前は道を間違えた」と言われても、「俺のバレーは何一つ終わっていない」と宣言し、後にアルゼンチンでプロになる道を選びます(原作45巻)。

彼の物語は、努力で天才に抗い続けた、一人のバレーボーラーの壮大な挑戦の物語なのです。

及川徹の主な人間関係

及川徹の人間関係で最も欠かせないのが、幼馴染であり副主将の岩泉一です。

二人の関係は「阿吽の呼吸」と称され、多くを語らずとも互いを理解し、絶対的な信頼で結ばれています。

及川が道を踏み外しそうになるたびに、岩泉が力強く引き戻す。

この関係性こそが、青葉城西の強さの根幹です。

そして、彼のバレー人生を語る上で外せないのが、後輩であり最大のライバルである影山飛雄の存在です。

及川は影山の才能を認め、恐れ、そして誰よりも意識し続けてきました。

このライバル関係が、及川をセッターとして大きく成長させる原動力となりました。

また、白鳥沢学園の絶対的エース・牛島若利も、及川が超えるべき大きな壁として常に意識してきた存在です。

彼らライバルとの関係性が、及川徹というキャラクターをより深く、魅力的なものにしています。

及川徹の心に響く名言3選

「才能は開花させるもの、センスは磨くもの」

第15巻

「「諦める」は、一番楽なこと。」

第15巻

「バレーボール(みち)の先で待ってる」

第45巻

まとめ:及川徹は努力で非凡に至ったカリスマ性と人間臭さを併せ持つ大王様

及川徹は、軽薄な振る舞いの下に、誰よりも熱い情熱と泥臭い努力を隠し持つ、青葉城西の絶対的な司令塔です。

彼のセッターとしての能力は天賦の才ではなく、ライバルへの対抗心と勝利への渇望からくる、弛まぬ努力の結晶です。

チームメイト一人ひとりの力を最大限に引き出し、ゲームを支配する姿はまさに「大王様」。

しかし、その裏には天才への嫉妬や敗北の悔しさといった人間臭い葛藤があり、そのギャップこそが彼の最大の魅力と言えるでしょう。

相棒・岩泉との絆を胸に、常に前だけを見据えて自分のバレー道を突き進む姿は、多くの読者に感動と勇気を与えました。

「才能は開花させるもの、センスは磨くもの」という言葉を自ら体現した、努力の天才です。

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